CUSTOMER'S
VOICE

経営支援を利用されたお客さまの声

昭和50年
創業

八潮市の金属プレス加工業
有限会社今田製作所

お客さまへの感謝を胸に
親子二代で未来へ歩みを進める

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有限会社今田製作所

後継者 今田 義朗さま

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有限会社今田製作所

代表者 今田 義信さま

事業内容について改めて教えてください

(代表者:義信さま)
当社は創業以来40年以上にわたり、金属プレス加工業を営んでいます。取り扱う製品は建築部品や電気部品、装身具等、多岐にわたりますが、自動車のワイパー部品の割合が他に比べて高くなっています。ワイパーの部品の中には、当社でないと製造が難しい部品もあり、お取引先に当社の技術を評価していただいていることを嬉しく思っています。

御社の強みやアピールポイントは?

(代表者:義信さま)
創業以来、「引き受けた仕事は最後までやり遂げる」という方針を貫いています。はじめは「難しい」と感じる案件であっても、どうしたらお客さまのご要望に応えられるかを考えて、お客さまに最善のご提案ができるように日々努力しています。
また、お取引先への感謝の心を忘れずに仕事をすることも常に心がけています。私も72歳となり、お取引先の社長が自分よりかなり若いこともありますが、「全てのお取引先は”先輩”」と考えて仕事をしています。
こういった当社の姿勢を評価していただいているからこそ、お取引先と長くお付き合いさせていただけているものと自負しています。

当協会の経営支援を利用した経緯について教えてください

(代表者:義信さま)
きっかけは、私が70歳を迎えるタイミングだったことにあります。5年後を目安に長男(義朗さま)に事業承継をしたいと考えており、自分の頭の中でなんとなくのイメージはありましたが、具体的な計画まで考えることはできていませんでした。協会職員の方が当社を訪問してくださる機会があり、事業承継についての悩みを相談したところ、「事業承継・引継ぎ支援センター(以下、「引継ぎセンター」)」をご紹介いただき、信用保証協会と引継ぎセンターの支援を受けることにしました。

当協会の経営支援を実際に利用してみた感想を教えてください

(代表者:義信さま)
信用保証協会に引継ぎセンターをご紹介いただき、引継ぎセンターから専門家(中小企業診断士)を派遣していただくことになりました。専門家の方の助言を受けながら、「誰が」・「いつ」・「なにをするか」という事業承継までのスケジュールを具体化し、事業承継計画を策定しました。そして、次のステップとして、信用保証協会の専門家派遣を利用し、専門家(中小企業診断士)のアドバイスを受けながら、策定した事業承継計画のブラッシュアップを行いました。専門家派遣では、自社の経営状況や経営課題を整理し、事業承継計画の数値面をより具体化することで、事業承継計画の内容を盛り込んだ3か年の経営改善計画が完成しました。
今までは、日々の業務が忙しく、顧問の税理士に頼ってしまっていたため、自社の経営状況や経営課題についてじっくり考える機会は多くありませんでした。今回、専門家の方の助言を受けながら自社の課題を整理したことで、取り組むべきことが明確になったと思います。事業承継についても、「やらなければならない」と思ってはいても、なかなか行動に移せていませんでしたが、計画を策定したことで行動に移せました。今、振り返ってみると、行動に移せなかったのは、取り組むべきことが具体的になっていなかったからだと思います。
(後継者:義朗さま)
父の会社を継ぐ意識はあったものの、後継者として「なにに取り組めばいいか」が自分の中で明確になっておらず、事業承継を不安に感じることもありました。計画を策定したことで、取り組むべきことが明確となり、前へ進むことができたと思います。また、事業承継や会社の経営について社長と腰を据えて話す機会はあまりなかったので、計画策定は社長と本音をぶつけ合う良い機会にもなりました。家族だからこそ話しにくいこともあるので、第三者(専門家)に間に入っていただいたのは良かったと思います。
専門家だけでなく、協会職員の方のフォローがあったのも心強かったです。私は決算書をほとんど目にしたことがなく、次回の専門家派遣までの“宿題”に苦戦することもありました。そんな時は、専門家派遣とは別の日に、協会職員の方が決算書の読み方等についてレクチャーしてくれました。協会職員の方のフォローがなければ、計画を完成させることはできなかったと思うので、とても感謝しています。

今後の事業展開や目標があれば教えてください

(代表者:義信さま)
まずは計画達成に向けて、着実に計画を実行に移すことです。策定した計画を達成することで、経営も安定し、安心して息子に事業承継できると思います。「絶対に達成する!」という心意気で頑張っていきたいです。
また、息子には楽しく仕事をして欲しいと願っています。仕事以外にも様々な経験を積み、お取引先との関係を大切にすることで、「苦しい仕事」ではなく「楽しい仕事」ができるようになってもらいたいです。
(後継者:義朗さま)
お取引先にご迷惑をおかけしないよう、事業承継計画をしっかりと実行し、スムーズな事業承継を実現したいと思います。おかげさまで受注も増えてきていますので、現在の売上を維持できるように、これからも頑張っていきたいです。